西日本飼料

製造の概要Process

人がつくる
安全・安心・高品質

原料調達から生産、物流、市場調査、販売までを考えて。
「配合飼料は食品です」を合言葉に、5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾(しつけ))に取り組み、安全・安心・高品質な配合飼料の製造を徹底しています。

主原料・副原料搬入

原料は大部分を海外から輸入しています。コンベアを使用しない原料はトレーラー等で運ばれ、専用搬入口から入庫します。使用量の多い主原料(メイズ、マイロ)、副原料の一部は船からサイロ会社に搬入した後、専用コンベアで引取します。
(矢印の説明)使用量の多い主原料・副原料はサイロ会社からコンベアで引取します。

  • メイズ

  • マイロ

原料受入異物除去

受入原料に異物が混ざっていた場合、製品への混入を防ぐため、搬入口からタンクへ入れるまでの搬送機に異物除去装置を設置しています。

  • (矢印の説明)鉄くずなどの異物が混ざっていた場合、マグネットで取り継ぎます。

粉砕工程

メイズ(とうもろこし)等は、そのままでは粒が固く食べにくく、消化も悪いため、粉砕し細かくすることで食べやすく消化を良くします。ロール粉砕機、ハンマー粉砕機を使用しており、粉砕する粒の大きさによって使い分けています。
ロール粉砕機
  • (矢印の説明)上から流れてきた原料が、回転しているロールの間を通ることにより、細かく粉砕します。
ハンマー粉砕機
  • (矢印の説明)下は網になっているため、網の目より大きいものは落ちません。中で高速回転することにより、粉砕機の中に入ってきた原料が左矢印の歯にあたり、細かく粉砕します。下の網の目より細かくなったものだけが、網より下へ落ちていきます。

篩分け

鶏、豚、牛、あるいは成長段階によっても飼料に使用する原料の粒の大きさが異なるため、篩(シフター)で適正な粒の大きさに篩分けします。

計量・混合

配合する原料は、銘柄ごとに計量器で計ります。計量後、ミキサーで混ぜながら液体原料を添加します。ミキサーを使って混合していくのは、液体原料を均一に添加するためと、比重の異なる様々な原料を混合することによって起きる分離現象を回避するためです。
  • (矢印の説明)回転することで、混ぜながら液体原料を添加します。

中央操作室

受入、粉砕、篩分け、計量・混合の各工程を中央操作室で全て管理しています。FA(ファクトリーオートメーション)をパソコン画面で操作し、常にPC画面から目を離さず、製造の進行状況を確認しています。

ペレット・クランブル加工

粉状の製品(マッシュ)にペレットマシンで蒸気と圧力をかけることにより、円柱状の固形(ペレット)にします。ペレット加工は配合飼料中の原料が分離してしまうことや選り食いを防ぐため、また蒸気加熱で消化を良くするための加工です。ペレットの大きさのままであると、鶏にとっては食べにくいため、ペレット加工後、更にクランブラー(粉砕機)で細かくクランブル加工します。

フレーク加工

メイズ(とうもろこし)、大麦、PHFメイズをフレーク加工しています。受入原料に蒸気をかけ柔らかくし、ロールで平たくすることでフレーク状にします。成牛などに丸粒のまま給与すると、消化されずそのまま排泄されます。そのため、原料を蒸気で加熱しフレーク加工することで、アルファ化度が促進され嗜好性が高まり消化が良くなります。
  • フレークロール(内部)、ロールで平たくされたメイズフレークがドライヤークーラーへ搬入されるところ

ペレット・フレーク操作室

ペレット・クランブル加工、フレーク加工を管理しています。PCで操作することにより現場の機械を稼働させて製品を加工しています。工程の進捗状況はPC画面で常に確認します。また、加工中の製品の見栄え(品質)チェック(水分含有量や耐久度、硬度測定も含めて)は銘柄ごとに必ず行います。

袋詰め・出荷

紙袋、TB(トランスバック)に詰めての出荷と、タンクからバルク車へ直接自動搬入するバラ出荷に対応しています。